桜物語2

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先程より上から降りてくる奴等は減ったようだった。




「ッ沖田さん!」



「来なくていい!」




嫌な予感ほどよく当たる。




「…ここにいたか、我が妹よ」



「……久しぶりだな蒼。」



「!!?」




部屋に入って見た光景は、沖田さんと敵が二人…


一人は窓辺に腰をかけて戦いを見ている。


風間千景。"私"の兄だ…。


そしてもう一人、沖田さんが斬り合っていた相手、それはここにいるはずがない…















「謙、人…?」

















「あぁ」




最も逢いたくて、最も逢いたくない人物だった…










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