桜物語2

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「くそっ…!僕は、僕はまだ戦えるのに…!」



「…………」



「沖田さんっ…晋哉さんっ…」




俺はずるずると壁に背中をつけたまま座り込んだ。




「晋哉……君は僕が、必ず----」










     護るよ










「……無理しないでください」



「………、」




沖田さんは気を失うように倒れ伏せた。




「……千鶴、お前は俺が護るからな…」




あんなやつに千鶴を渡してたまるか




「晋哉さん…!」



「悪い、少し寝るよ…」



「----さんっ-------っ!!」




千鶴の声が遠くなっていく。




長かった一日が終わりを告げた。










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