桜物語2

□53. 沖田side
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「沖田さん。俺は昔、貴方と……………、」




驚いた。
もしかしたら晋哉は…否、新崎は昔に僕と会っていたことを思い出してくれたのかもって…




「…昔が、なに?」




どうしたらいいか分からなくて冷たく言い放った。
まだまだ子供だよね、僕も。




「っ、すみません…失礼します、」



「あっ待って、…'新崎'!」




泣いていた…?
頭の中を巡るのは<後悔>の二文字。




「………っ、」




今さら遅いけど、君を追い掛けてもいいかな…?

また君を泣かせてしまうかもしれない…けど、何もしないのは嫌だから。




「…っ蒼!」




走るよ。
ちゃんと話したらきっと、蒼が泣かなくてすむから。




















ちゃんと伝えてあげるよ。
       好きだよって。

























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