小説
□鏡音の消失
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レン「〜♪」
「レン〜そんなとこでボールけらないのぉ」
レン「大丈夫だって!!」
私は鏡音姉弟のマスター。
大好きな両親は去年トラックにひかれて逝ってしまった。
ひとりで寂しかった私は鏡音姉弟をインストールした。
リン「みかんおいしぃ♪」
「レンそこにはお父さんとお母さんからもらったカップがあるからほんとに辞めて 「え?」
「あっ!!!」
レンがこちらを向くと同時にレンがけっていたサッカーボールがカップにあたった。
パリーンッッ
カップは床に落ち呆気なく2つに割れた。
「…っ」
レン「マスター…ごめんなさい。俺がこんなとこでボール蹴ってたから」
私の瞳からは涙があふれだした。
このカップはお父さんとお母さんが最後にくれたプレゼントだったから。
リン「マスター?」
「レン……」
レン「はい…」
「なんで注意したのに止めなかったの!?」
レン「それはっ…」
レンは今にも泣きそうだ。
レン「マスターごめんなさいごめんなさいっ」
「今さら謝っても意味ないのよっっ!!!」
「レンこっち来て!」
私はレンの腕を掴み自分の部屋に連れて行った。
レン「マスター?」
リン「マスターレンに何するの?…っまさかレンをアンインストールしちゃうの!?」
「今からレンをアンインストールする。」