GX
□気になる。
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「そう言えばさ、ジム兄ってすごく背が高いよね。どうやったらそうなるの?」
不意にモモがそう言った。
只今、デュエルアカデミアの食堂にて。
その中のある席では、少女-尾崎龍華とその妹のモモとナナ、そして一緒に食事をしているジム・クロコダイル・クックが楽しく談話しながら和んでいた。
皆して頼んだ飲み物を飲みながら他愛無い会話をしていた時にその一言が出てきた。
「どうしたらそんな唐突な質問が出るんですか?モモ。」
ナナが呆れながら姉に聞く。確かに自分達は先程までカードについて話していた。そのため、背の高さについての質問など出るはずが無い。
なのに、何故今その様な質問が出るのか。我ながら姉には驚かされる。
そう心の中で思っていると、モモが説明し出した。
「だってさ、ジム兄のカードの『古生代化石竜 スカルギオス』ってすごく大きいじゃん。んで、大きい→デカい→ジム兄→背→何で?ってなったの。」
「相変わらずの思考回路ですね。それをデュエルで使用できれば良いんですが。」
「ゔぐっ・・・仰る通りで、反論の言葉さえ無い・・・・・。」
そんなやり取りを見ながら、ジムは苦笑いを浮かべながら飲み物のコーヒーを飲む。
「で、実際は何で大きいの?ジム兄。」
そう聞かれ、ジムはコーヒーカップをテーブルに置き、顎に手をあてながら考える。
「んーー・・・・。I don't know.あんまりthinkした事が無いからな。」
「ん?どゆこと??」
「つまり、分からないって事。」
モモの頭のハテナを龍華が教えるとモモはえぇー。と落胆の声を上げる。
「分かったらウチもその方法を活用して、大っきくなりたかったのにぃ〜。」
「フフッ。でも確かにジムさんって背が高いですよね。その上、力も強いですし。」
「ん、really(本当に)?」
「はい。」
そうやって2人で話していると、
「じゃあさ、やっぱり牛乳飲んで背が高くなるのかな?良く言われたし。」
そう言われてその場の皆はキョトンとする。
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