DM
□KING=主‼
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「瀬人様はまるで、キングみたいです。」
その言葉に海馬は反応した。
ここ、社長室でKC社長-海馬瀬人は執事(戦闘用奴隷)-尾崎龍華とチェスをしていた。
海馬がポーンの駒を動かそうとした時、龍華はその言葉を発した。
「どういう事だ?」
海馬がポーンを動かしながら聞く。
「こうやってチェスをしながら思うんです。チェスはキングを守りながら相手のキングを倒すゲーム。このKCの方達も瀬人様を守るために生活しているので、なんとなく似ているなぁと。」
龍華がナイトを動かし、海馬のポーンを取る。
「チェックです。」
「ほぅ、成る程な。キングは俺か
なら、クイーンは貴様だな。」
「え?」
龍華が海馬の言葉に疑問を浮かべていると、海馬がクイーンを動かし、
「チェックメイト。」
と言い、龍華のキングを取る。
「あはは、負けちゃいました。でも、今の言葉はどういう・・・・・・・?」
龍華が先程の言葉の意味を聞く。
「クイーンは自由自在、どの方向にどこまでも動ける。そして貴様も、いつ、何があっても、俺を助ける。そこが似ていた。それに・・・。」
そこまで言いきると、海馬が龍華の顔に顔を近づける。
「どれだけポーンやルークを並べても、クイーンさえいればなんとかなる。それと同じように、どれだけ仲間を並べても、貴様さえいれば俺は負けないからな。」
チュV
そう言い、龍華の額にキスを落とす。
「あっ・・・・・・・。」
「期待している。」
その言葉を残し、海馬は部屋を出て行った。
(おでこにキスされた・・・。これは・・・・・ご褒美?)
END