天空princess
□行動からの確信
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ー・・・・・くそっ!!
走る、走る。
足が釣っても、感覚が無くなっても。
ただ、ただひたすら走る。
ー・・・馬鹿だった!あいつ等が簡単に条件を飲む筈が無いのに!ちくしょう・・・・・!!
たとえそう考えても後の祭り。
体はどんどん傷ついていき、
次第には意識さえまだらになっていく。
ー・・・・・せめて・・・・・せめて、あの人に・・・もう一度、会いたい・・・・・
その思いが仇となったのか。
はたまた運が向いたのか。
それは誰にも分からない。
次の瞬間、それは何かの中に落ちて行った。