企画の記録

□HAPPY HELLOWEEN
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よし、瀬人様にあげに行きましょう。

そうと決まれば・・・・・KCの社長室かな。



KC社長室。

コンコン

「誰だ?」

「尾崎です。」

「そうか。入れ。」

そんな片言な会話をして、部屋の中に入る。

「今日はどうし・・・・・!」

海馬が要件を聞こうとしたが、龍華の服装を見て驚く。

「・・・どうした?その格好は。」

その通り、龍華の格好は黒を貴重にした魔女の格好だった。
手は後ろにまわして組んでいる。

「はい、瀬人様は今日が何の日か知ってますか?」

そう聞かれ海馬は顎に指をあて考え始めた。数分後・・・・・

「・・・・・・・・・・あぁ、ハロウィンか。」

「はい!!」

海馬からの答えに龍華は満面の笑顔で返事をした。

「って事で、えっと・・・・・。」

そこで龍華は言葉を切った。それを見て、海馬はハッとする。

「・・・フッ(そう言う事か)」

その龍華の姿を見て海馬は可愛く、愛おしく思ってしまったのは置かせてもらおう。
そして、龍華を抱き寄せ静かに耳元で囁く。

「Trick or Treat。」

「あっ!!ハ、Happy Helloween・・・・・・です。」

それを言われ、龍華は喜びを顔に滲ませ、声を小さくしながらも顔を少し紅く染めながら袋を渡した。

それは、

ハロウィンをモチーフにした形の

ココアの様にほろ苦そうな

ビタークッキーだった。


(すまないな。)
(あ、あと・・・・・)
(モクバなら今でかけている。後で渡しておこう。)
((貴様の今の姿を見せたくないから))


(そんな事も知らない彼女は)
(ただ綺麗に笑った。)

END
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