NOVELU

□knocking on the door (最終章)
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舞台はクライマックス。



とても良い子になったピノキオは女神様に人間に変えてもらいました―――。

物語はハッピーエンド…巻き起こる拍手。


人形はラクスのアイデアで幼稚舎、初等部に寄贈される事になり、これも喜びの拍手を呼んだ。

舞台にあがった出演者が子供達に手を振り、挨拶をする。


ラクスが登場したとき「女神様だー」と、ひときわ大きな声援が起こり、ラクスは一瞬戸惑うが、子供達の笑顔を目にし、本当に、本当に嬉しそうにふわり、と微笑んだ。

そうして、子供達の中に入り、一人一人と握手をし、抱き合っている。



誰も目にした事が無いクライン会長の笑顔にスタッフは誰もが頬を染め、しばし見惚れてしまうほどだったという。
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