幼なじみと×××
□幼なじみと夢うつつ
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「いい…で、ござる……まーくんと、一つになりたい!」
顔を真っ赤にして、幸村が叫んだ。
驚いて、停止していた思考が動き出す。
お前が望むなら、思いっ切り激しく、気持ちよくしてやる。
「幸、こっち」
「うん」
手招きをされ、幸村は素直に従う。
政宗は自分の元へ歩み寄ってきた幸村を柔らかなベッドに押し倒した。
「まーくん……」
「……ゆき」
視線を絡め、お互いの名を呼び合う。
徐々に政宗の端麗な顔が近付いてきて、幸村は目を閉じた。
唇が触れ合う。
「……ん」
互いの唾液が混ざり、くちゅりと水音がする。
舌を搦め捕られてきつく吸われ、酸素不足に頭がくらりとした。
ギュッと政宗の服を握り締める。
「ぷ、はぁ……」
ようやく解放された唇。
はっ、はっと荒い息を吐き、酸素を取り込んだ。
「苦しかったか?」
「はっ……う、ん」
まだ息が整ってはいないのに、律儀に返事を返してくれる。
それが嬉しくて、幸村の柔らかな頬にスリッと頬擦りをした。
「ゆき、愛してる」
「俺も……」