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□5.君を確かめるように、
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5.君を確かめるように、
君はいつまでも僕の隣に居てくれる?
どうやったら、僕の想いは君に伝わるんだろう。
好きなのは、君だけじゃないんだよ。
僕だって君のことが大好きなんだ。
「馨ーvV」
「んー………」
「馨だーい好きっ!馨は?馨は、僕のこと好き?」
いきなりガバッと僕に抱き着いてきた。
僕が本を読んでいるのなんかお構い無しに。
「……言わない」
本当は言わないんじゃなくて、言えない。
この言葉を言った瞬間泥沼にはまってしまいそうで。
(あと…恥ずかしいってのもあるけど)
「えぇー…なんでぇ!?昨日の夜なんか僕に散々甘えてきたくせにぃ…」
「……………//うる、さいなっ」
持っていた本で軽く殴る。
「っ〜〜〜いったぁ…」
「それじゃ、僕本読むから静かにしてよね」
「えー…じゃあ、馨からキス、してくれたら考えるvV」
本当は嬉しいなんて…僕って重症!?
「しょうがないなぁ、光、目つぶって」
ちゅっ
触れるだけの優しいキス。
「//…じゃあ、もう邪魔しないでよね」
「考えるって言っただけだもーんvV」
「はぁ!?っちょっと!光っ」
ベッドまで僕を引っ張り押し倒す。
「馨は素直じゃないから、言えないだけだもんね?心配しないで、今からいっぱい愛してるあげるから」
たまにはのってあげてもいいかな。
そう思い僕から光にキスを仕掛ける。
「いっぱい愛してね?」
君に、触れる
(君を確かめるように、)
(想いは伝わってる?)