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□・やらしい声を出してみる
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「ひかる…光!!」
さっきから光を呼んでいるのに帰ってくるのは空返事ばかり。
「光!今日学校!!」
「……んー……」
「…昨日遅くまでゲームしてるからじゃん」
「……………」
光がまた寝た。
うん、今のはさすがの僕でもちょっと怒っちゃうよね。
人が必死に起こしてんのに。
見てろよ、光。
僕の演技力を思い知れっ!
「……ん、ぁ…ンッ…ひか、る……ぁあっ」
ガバッ
「!!かっ馨!何やってんの!?」
「あはvVやっと起きた」
「か、かかかか馨!なんていやらしい声出してんのっ!?」
「だって光がなかなか起きないから。起きた?」
「…うん。あっちも起きちゃったvV」
「……………じゃあ、僕もう学校行ってくるね」
部屋をでていこうとしたらぐい、と引っ張られた。
「ぅあ!?」
「ダーメvV馨がこんなんにしたんだから責任とってよね?」
「っ!!ぃやぁぁぁぁあーー!!!」
嘘はいけません。
(その後僕は辛くて学校に行くことができませんでした)
(光のばーかばーかばーーか!!)