Mulier

寒い朝
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肌をすり抜ける冷たい風に身震いして、体を丸めると…ふいに暖かさを感じた。


目をあけると佐江が布団を手に一緒に抱きついていた




玲「ん…さ、え?」


佐江「あ、ごめん…起こしちゃった?」


玲「んーん…大丈夫(笑)」


佐江「まだ寝てていいよ?」




佐江はさらりと私の髪を触りながら言った。




玲「ぁは…佐江、彼氏みたい(笑)」


佐江「彼氏じゃだめなのかよ〜」


玲「うん…!
佐江は私の彼女…だよ?」




そう言って昨日のあと、そのまま寝た佐江の体を抱きよせる。




佐江「もお…昨日やったじゃん!」


玲「ん、だから…今は佐江を抱きしめるだけ」


佐江「むぅ〜……


…それじゃあ、佐江が寂しいじゃん……」




口をとがらせながら言う佐江にちゅっとキスをして、優しく言ってやる。




玲「私だって寂しいけど…佐江がきつくなるから今はやらないだけ」


佐江「ばか…//それじゃあ何も言えないよ///」




りんごのように顔を真っ赤にした佐江が可愛くて、腰に回していた手をグイッと引き寄せ、足を絡める。




佐江「ちょっ!やらないんじゃないの!!」


玲「やらないよ〜♪
ただ…佐江を充電してるだけ」




そう言って、佐江の鎖骨辺りに顔を埋める。




佐江「もお…ほんとに朝は甘えん坊だよね///」


玲「佐江だからだよ…♪」


佐江「ん…そこでしゃべるなぁー!」




私の息がくすぐったいのか佐江は体を震わせている。


それに少しいたずらするようにぺろっと鎖骨を舐めてやると…




佐江「ひゃあッ!……ばかっ!なにやってんの///」




体をビクッとさせ、また一段と顔を真っ赤にし、怒られてしまった…



佐江の肌は、触れるとスルスルとしていて気持ちがいい


それに、冬の寒い朝に佐江がいると布団から出たくなくなるんだよね。


しかも佐江の匂いを嗅いでると、すぐにまた眠くなっちゃうし




佐江「ンん……っ、ほら…まだ寝てなよ//」


玲「…ぅ……ん
さえも…だょ……」


佐江「ん、分かってるよ…(玲のおかげで体が火照ってきたんだけど///)」




そう言うと佐江が優しく微笑んだ気がして、より一層強く佐江を引き寄せ意識を手放した。






















佐江「っ、だから…息があたってるんだってばぁ///」


玲「…すぅ…すぅ……」


佐江「これじゃ…寝れないって!……ッんん///」




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