Mulier
□寒い朝
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肌をすり抜ける冷たい風に身震いして、体を丸めると…ふいに暖かさを感じた。
目をあけると佐江が布団を手に一緒に抱きついていた
玲「ん…さ、え?」
佐江「あ、ごめん…起こしちゃった?」
玲「んーん…大丈夫(笑)」
佐江「まだ寝てていいよ?」
佐江はさらりと私の髪を触りながら言った。
玲「ぁは…佐江、彼氏みたい(笑)」
佐江「彼氏じゃだめなのかよ〜」
玲「うん…!
佐江は私の彼女…だよ?」
そう言って昨日のあと、そのまま寝た佐江の体を抱きよせる。
佐江「もお…昨日やったじゃん!」
玲「ん、だから…今は佐江を抱きしめるだけ」
佐江「むぅ〜……
…それじゃあ、佐江が寂しいじゃん……」
口をとがらせながら言う佐江にちゅっとキスをして、優しく言ってやる。
玲「私だって寂しいけど…佐江がきつくなるから今はやらないだけ」
佐江「ばか…//それじゃあ何も言えないよ///」
りんごのように顔を真っ赤にした佐江が可愛くて、腰に回していた手をグイッと引き寄せ、足を絡める。
佐江「ちょっ!やらないんじゃないの!!」
玲「やらないよ〜♪
ただ…佐江を充電してるだけ」
そう言って、佐江の鎖骨辺りに顔を埋める。
佐江「もお…ほんとに朝は甘えん坊だよね///」
玲「佐江だからだよ…♪」
佐江「ん…そこでしゃべるなぁー!」
私の息がくすぐったいのか佐江は体を震わせている。
それに少しいたずらするようにぺろっと鎖骨を舐めてやると…
佐江「ひゃあッ!……ばかっ!なにやってんの///」
体をビクッとさせ、また一段と顔を真っ赤にし、怒られてしまった…
佐江の肌は、触れるとスルスルとしていて気持ちがいい
それに、冬の寒い朝に佐江がいると布団から出たくなくなるんだよね。
しかも佐江の匂いを嗅いでると、すぐにまた眠くなっちゃうし
佐江「ンん……っ、ほら…まだ寝てなよ//」
玲「…ぅ……ん
さえも…だょ……」
佐江「ん、分かってるよ…(玲のおかげで体が火照ってきたんだけど///)」
そう言うと佐江が優しく微笑んだ気がして、より一層強く佐江を引き寄せ意識を手放した。
佐江「っ、だから…息があたってるんだってばぁ///」
玲「…すぅ…すぅ……」
佐江「これじゃ…寝れないって!……ッんん///」
おまけ→