四季のへぼ小説 壱

□邂逅/ダテサナ
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「厄介な人に目ぇつけられたね、ダンナ…」
「……………」
「ダンナ?どうかしたの?」
ぼーっとしている幸村の目の前で、佐助が手を振った。
「……え、あ、本当だな!佐助、さっきは助かった!ありがとうでござる!」
やけに慌てた様子で、幸村は自分の槍を取りに佐助の横を通り過ぎる。


その顔は

(…………マジで?)

額にしっかりと巻かれた布のように赤くなっていた。




オマケ☆
「梵ー。なんでそんなにテンション高いのさー」
「Ah?別に、いつもどうりだぜ?」
奥州への帰り道。
成実は、隣を行く政宗の機嫌の良さに首を傾げていた。
「なんかあったの?」
さりげなく聞いてみる成実。
―――だが、数秒後、激しく後悔するハメになった。


「…聞きてぇのか?」
「え、…うん」
(なんだろ…嫌な予感がするんだけど……)
成実のほうを向いた政宗は、今まで誰も見たことの無いような笑みを浮かべていた。
(…なんか梵、壊れてる?と、言うよりはっちゃけたあとみたい…)



「あのな、さっき嫁候補を見つけてきたんだよ」


「…はぃ?梵?」
「だから、嫁候補。」
「武田に女性あさりにいったんですか?本陣をほっぽりだしてまで」
いつの間にか隣に近づいてきた小十郎が、かたまった成実を気遣いながら言う。
「女じゃねぇ」
「「え?」」


「紅蓮の鬼。あれが気にいった」



勘弁して下さい。と、小十郎が胃を押さえてつぶやいた。





あとがきという名の言い訳
今日も伊達軍は平和です。(小十郎の胃と精神状態以外は)
さてさて、ここまで読んでくださった貴方。どうもありがとうございました☆ひとつめに恥じない(エェ?)駄文さがにじみ出ておりますね。色気の欠片も無かった幸村がいきなり乙女に!!そして政宗がただのお馬鹿さんに!!(x_x;)ちなみに、四季の書くギャグはこんなノリと愛の鞭(?)で構成されております。ェロとバイオレンスも大好物☆(滅)それでは、こんな奴の小説ですが、よろしくお願いします。by四季
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