四季のへぼ小説 壱

□なんとかは犬もくわない
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武田随一のバカップル、真田主従。

いつもなら無駄にイチャイチャしているこの二人に


今日は怪しい空気が流れていた。



『なんとかは犬もくわない』



事の起こりは川中島での合戦中。
相も変わらず元気一杯な幸村はその日も途中でお腹をすかせていた。

「うう………佐助ぇー!……………………………佐助?」

いつもなら一回呼んだだけで"旦那、大丈夫ー?"とか言いながら出てきてくれるのだが。

………ぐぅぅ。

返事をしたのは幸村自身の腹の虫。
オレンジ髪の忍はでてこない。

「…まさか、何処かで危険な目に…!??」

妙な想像をしていきなり慌て始めた幸村さん。
持ち前の勘を駆使して愛する佐助のもとへと一直線!


………そんだけなら良かったんですよ正直!!



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