四季のへぼ小説 壱

□お題もの(明るめ)
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それは、ある秋の昼下がり



カサカサと音をたてて風に舞う葉


ひらひらと落ちていく葉


それを眺めていたら


ふと、思いついたのはアンタのオヤツの事でした。


『家計にも優しい』 
 5.焼きいも



「佐助、何をしておるのだ?」
「枯葉集めてるんだけど…」
それ以外にどう言えと言うんだろうかこの人は。
「……集めて何をする?」
「旦那の今日のオヤツ作るの」
俺様がそう言った瞬間、旦那の目が輝いた。
頼むから少しは17歳としてしっかりした雰囲気を持って下さい…。
「枯葉から某のオヤツか!!」
目をキラキラさせて枯葉を眺める17歳…。
なんか痛いものを感じた。


あぁ、今は亡き大旦那様(昌幸)。
佐助は育児の仕方を間違えてしまったようです。




でも、そんな感慨にふける暇も無いのが育児というもので……
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