たばこの煙
□お待たせバス・タイム!
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「全国のロリっ娘ファンのみなさんお待たせしました。ぐふふ。」
抜き足差し足・・・一歩一歩バスルームに近づく
扉を開けると微かに軋んだ音を立てる。
一瞬気になったが、あけたのと同時に耳に流れ込んでくるシャワーの音がそれを押し流した。
女物のシャンプーの匂いが鼻孔をくすぐる。
「大丈夫、何もしませんよ〜。おじさん約束したもんね。狼さんになっちゃったらわかんないけど!」
背徳感が好奇心を刺激する。
「覗くだけ覗くだけ・・・。」
ニヤニヤと言いながらドアに手をかける
「うふふふふふっ」
湯煙の中に細いシルエットが浮かぶ。
足が動くたびに柔らかな曲線も連動する。
「くぅ〜据え膳くわぬは男の恥でしょ!」
ガバッとドアを勢いよく開け放つ
「へっ!?」
湯煙に包まれたアリサは体をよじって身を隠した。
「いただきま〜す!」
「い、いやああああああああああああ!」
一瞬で服を脱ぎ捨て、胸元にダイブしたルパンは
―――ビターン!
「ぐえっもみじ・・・。」
頬にきれいなもみじをつけてその場に突っ伏すことになった。
「な、な…。」
いまだ放心状態のアリサ。
「ルパン!」
「!」
別の男の声…?
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