ハリーポッター
□1.三大魔法学校対抗試合
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ドラコ「サキ!」
『ドラコ?どうしたの?』
ドラコが図書館に入ってきて、私の名前を呼んだ。
ドラコ「船と馬車がホグワーツに来たぞ。」
『え?今年はあの年なの?』
ドラコ「あの年?」
今年は…
三大魔法学校対抗試合。
…──────
…────────
宴が終わって寮に戻ろうとしたら誰かに肩を叩かれた。
『ビクトール!』
クラム「サキ、驚いたか?」
『もー!びっくりさせないでよ!』
そう言ったら、私の名前を呼ぶ声が聞こえて、振り向いてみるとフラーが抱きついてきた。
『[わっ!久しぶり、フラー。]』
フラー「[サキー!会いたかったわ!…あら?ダームストラ
ング校のビクトール・クラムじゃない!!]」
クラム「こいつ…ボーバトン校のやつだろ?」
そういえば…二人とも私の親友だけど、三人であったことないんだっけ。
『ビクトール、この子は私のもう一人の親友フラー。[フラー、こちらはもう一人の親友ビクトール。]』
クラム「よろしく…」
フラー「よろしくお願いします。」
フラー、片言だけどちゃんと挨拶出来てる。
『今日は休んで?また明日会いましょう?[今日は休んで?また明日会いましょう?]』
クラム「あぁ、また会いに来る。」
フラー「[また明日ね!]」
私は二人と別れて寮に戻ったら、チョウが抱きついてきたから頭を撫でてあげる。
チョウ「サキ姉さん!久しぶり!」
『久しぶり、チョウ。』
チョウは私の妹みたいな存在。
すごく可愛がってる。
可愛がるたびに胸が痛むんだ…
私がみんなの言う"例のあの人"の娘だって隠すのはつらい…
お父様の娘だってことがつらい訳じゃない。
ただ、全てさらけ出せれば…
『ごめんなさい、今日は疲れたの。また明日お話しましょう?』
チョウ「うん、お休み、サキ姉さん!」
今日は一晩中泣きそう…
みんなにさらけ出せればこんなに苦しまないのに…