ハリーポッター

□1.三大魔法学校対抗試合
1ページ/8ページ


ドラコ「サキ!」

『ドラコ?どうしたの?』

ドラコが図書館に入ってきて、私の名前を呼んだ。

ドラコ「船と馬車がホグワーツに来たぞ。」

『え?今年はあの年なの?』

ドラコ「あの年?」

今年は…

三大魔法学校対抗試合。

…──────
…────────

宴が終わって寮に戻ろうとしたら誰かに肩を叩かれた。

『ビクトール!』

クラム「サキ、驚いたか?」

『もー!びっくりさせないでよ!』

そう言ったら、私の名前を呼ぶ声が聞こえて、振り向いてみるとフラーが抱きついてきた。

『[わっ!久しぶり、フラー。]』

フラー「[サキー!会いたかったわ!…あら?ダームストラ
ング校のビクトール・クラムじゃない!!]」

クラム「こいつ…ボーバトン校のやつだろ?」

そういえば…二人とも私の親友だけど、三人であったことないんだっけ。

『ビクトール、この子は私のもう一人の親友フラー。[フラー、こちらはもう一人の親友ビクトール。]』

クラム「よろしく…」

フラー「よろしくお願いします。」

フラー、片言だけどちゃんと挨拶出来てる。

『今日は休んで?また明日会いましょう?[今日は休んで?また明日会いましょう?]』

クラム「あぁ、また会いに来る。」

フラー「[また明日ね!]」

私は二人と別れて寮に戻ったら、チョウが抱きついてきたから頭を撫でてあげる。

チョウ「サキ姉さん!久しぶり!」

『久しぶり、チョウ。』

チョウは私の妹みたいな存在。

すごく可愛がってる。

可愛がるたびに胸が痛むんだ…

私がみんなの言う"例のあの人"の娘だって隠すのはつらい…

お父様の娘だってことがつらい訳じゃない。

ただ、全てさらけ出せれば…

『ごめんなさい、今日は疲れたの。また明日お話しましょう?』

チョウ「うん、お休み、サキ姉さん!」

今日は一晩中泣きそう…

みんなにさらけ出せればこんなに苦しまないのに…
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ