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□護る人
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「皆さん、行きますよ!」
宴会の最中、突如現れた火炎竜。
アイシャが陣頭で指揮をとり、マリティ達のチームは真っ先に立ち向かった。
「マリティ様!お下がり下さい!」
「母国の命運が賭かってんの!そんな事できないわ!」
この状況でも、彼はマリティを守ろうとする。
しかしマリティにとっては母国エースシンの危機である。普段よりも必要以上に前へ出てしまう。
「マリティ!」
「マリティ様ッ!」
「!!」
マリティが攻撃を外してしまった隙を狙い、火炎竜が炎を吹いてくる。
アタックキャンセルは間に合わない――
体制を崩し立ち直れないマリティの前へ、見慣れた鎧が躍り出た。