小話(会話文)シリーズもの

□座敷わらしと天狗さま その6〜その10
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座敷わらしと天狗さま その7

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シャマル「可愛い子ちゃんとのデートの最中に人をいきなり問答無用で拉致しやがって。そもそも俺は男は診ないってのに。」
正一  「ついでに後で僕の胃腸も診て頂けると助かります・・・」
シャマル「だから俺は男は診ないって。めんどくせーな。んで、患者はどこに居るんだ」
正一  「この部屋です。白蘭さんがからかうもんだから大変でしたよ。体調悪くて暴れたくても暴れられないもんだからそりゃもー不機嫌になっちゃって。ご飯あげたらおとなしくなりましたけど。」
シャマル「なんじゃそりゃ。どこの野生どーぶつだ。」

白蘭  「あーお医者さんがきたよー。ちゃんと診てもらおうね。それで早く元気になって僕と遊ぼうよ」
雲雀兄 「うるさい、僕にかまうな。」

リボーン「会いたかったぞヒバリ!!」
シャマル「ぅおっ!?お前、人の股間から顔だすな!!いくら赤ん坊の姿でも視覚的にヤバイって!!・・・っていうかいつの間に俺のズボンの股ぐらに隠れてたんだ!?全く気づかなかったぞ!」
雲雀兄 「僕もだ、赤ん坊。でもそのシチュエーションはいただけないな」
リボーン「てっとり早く白蘭の城に侵入するための策だゾ」
白蘭  「そんなことしなくても、普通に遊びに来てくれたらいいのにー。」
正一  「いやぁぁー!また変なのが増えたーっ!!」

白蘭  「んで、このコの病気って何なの?」
シャマル「あー、こりゃ病気じゃなくて単なるガス欠だ。なんか無茶したんだろ、妖力ほとんど空っぽなってんじゃねーか。まぁ要するに過労だ、過労。」
リボーン「どうせまた群れを咬み殺したり咬み殺したり咬み殺したりしたんだろ」
雲雀兄 「大したことしてない。ちょっと大学に提出するレポートが重なって徹夜が続いただけだよ」
リボーン「そういや大学3つも掛け持ちしてるとかムチャクチャな設定だったな、天狗のくせに。・・・いつその話が出てくるのかと思ってたぜ。」
雲雀兄 「それより僕、奉納の舞の途中だったんだけど。続き踊らないと『白面の』が起きるよ?」
リボーン「あーそれならヒバリ弟とツナが向かったぞ。多分今頃何とかしてるだろ」
雲雀兄 「ふーん。それならいいのかな。気弱メガネのつくったご飯美味しかったから、おかわり頂戴」
リボーン「あっ俺も腹減ったぞ」
正一  「気弱メガネってひょっとして僕ですかっ!?ひっひどいー!」
雲雀兄 「あなたたち群れすぎだよ。赤ん坊以外、この部屋から出てって」
正一  「しかも何気に偉そうーっ!!」


白蘭  「『白面の』って何?正チャン知ってる?」
正一  「並盛神社でお祭りしてる白面金毛九尾(はくめんこんもうきゅうび)のことですよ。白面とは美しい人を指す言葉で、つまり金髪の美形妖魔ってところです」
白蘭  「へえーっ、なんだかワクワクするね。起きてこないかな〜。」
正一  「これ以上妙なもの飼えませんっ!勝手なことして増やさないでくださいよっ!?」

2011/10/19

野生どーぶつの餌付け成功。
雲雀兄はいったいどうやって大学3つも掛け持ちしてるんだ・・・?

水晶珠から出された雲雀兄VS白蘭の攻防は、会話文じゃ無理くさかったのでまるっと割愛。
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