頂きもの

□天狐ツナたんと天狗の大人雲雀さん
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NFらぼ しらいし様より。

年の差ヒバツナのイラストが見てみたいです〜〜\(^o^)/
着物姿で羽根はえてる大人雲雀さんと、狐の耳シッポつきの巫子さんツナたん!

…とリクエストしたら快く描いて下さいました(*^_^*)

うおおおおお〜!ツナたん狐可愛いよ!!もう悶えまくって転がりまくりたいくらい可愛い〜!
しっぽ!ふっさふさ!!みみ!ふっわふわ!
崩壊状態です\(^o^)/


調子にのって書いたSS↓
(座敷わらしと天狗さまの大人雲雀さんとは別人です)






『白梅の花が10回咲いたら並森山においで。』


誰からそう言われたのか、全然覚えてないけれど。
今年はどうしても行かなくっちゃ。


本当は毎年白梅を見るたびに並森山に行ってみようとしていたツナたん狐なのですが、まだ小さいからと行かせてもらえなかったのです。

でも今年はツナたん狐ももう14歳。一人前の年になりました。
無事に巣立ったツナたん狐は、前々から行ってみたかった並森山を目指すことに決めたのでした。

「ふぇ〜ん、怖いよう…」
大きな谷に掛けられたつり橋は、強い風に吹かれてゆらんゆよんと大きく揺れておりました。
このつり橋を渡れば並森山はすぐそこなのですが、足がすくんでなかなか渡ることが出来ません。

「ううっ!死ぬ気でがんばるもん…!」
死ぬ気でつり橋を渡り始めたツナたん狐でしたが、いつもドジばかりのツナたん狐、やっぱりお約束どおりにドジをして、釣り橋から真っ逆さまに川へと転がり落ちてしまいます。

「ああ〜ん!オレ、川に落ちて死んじゃうよおっ…!」
そう思いながら瞳をしっかと閉じたツナたん狐だったのですが、いつまで経っても水の中に落ちません。
あれれ?と思って恐る恐る瞳を開けたツナたん狐は、ふわりと温かな腕に抱きしめられているのに気がつきます。

ぱたぱたぱた…と背中に生やした羽根をはためかせて、とても綺麗な人がツナたん狐を横抱きにして空を飛んでいました。


「やあ…つなよし。待ってたよ」
「!?―――ひ・ば・り・さ…ん?」


その美しく煌く黒曜石のような瞳を見つめた瞬間、ツナたん狐は何もかも思い出しました。


迷子になった自分を助けてくれて、何日も面倒をみてくれた上におうちまで送ってくれた、ちょっと怖いけれど綺麗な綺麗なその人は、並森山の天狗さまの雲雀さんでした。

お兄ちゃんと別れたくない、ずっと一緒に居るといって困らせた自分に、雲雀さんはこう言ってくれたのです。
『白梅の花が10回咲いたら並森山においで。――そしたらきみは、僕のおよめさん。』



白梅の花びらが舞い散る中で、ツナたん狐と天狗の雲雀さんは、そっと、そっと…触れるだけの口付けを交わしたのでした。


おしまい。
2011/11/11


私はどんだけ天狗の大人雲雀さん設定が好きなんだ…。
ってめっちゃくちゃ好きな設定なので今後も繰り返し繰り返し出てきます。(断言)



↓最初頂いていた烏帽子つき雲雀さん!
無しのほうがイメージかなということで何と2種類も頂いちゃいました!
幸せ〜〜!(^^)!


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