poem

□世界視点
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“世界を恨んだことある?"

僕は君にそう問いかけた
君は首をかしげて
“どうしたの?"って言ったんだ
僕は
“ごめん"
と言しか言えなくて
君を抱き締めた


自分なんて生まれなければよかった。
なんて

他人なんて生まれなければよかった。
なんて

そう思ったこと君はあるのかな?
でもね、なくてよかったものなんて世界にはなくて

でも『もの』はいつかは全て失われて

消えてしまう

じゃあ同じじゃないかって
いつかは消えるならないかったほうがよかったって
思うかもしれない

けど

でも

だったらなんで心があるのよって思ったわけ

多分それは
いつか消えるけど
生きてる間くらい楽しい思いしといた方が神様や世界も楽しいでしょってことなんだと思うんだ


生まれてこなくてよかったものなんてないんだよ
それがあって世界がなりたつから

それがいつ消えようと
それがどれだけ憎かろうと

それがなかったら今の自分も

世界も

もしかしたら宇宙もなかったかもしれない

だろ?

消えていいものなんてないんだよ
早く消えなきゃいけないものなんてないんだよ

君がどれだけ憎くても
それを愛でるものがどこかにいるかも知れないでしょ?

世界中がどれだけ憎んでも
それを大事にするものがどこかにいるかも知れないでしょ?


話しは戻るけど

僕がいて
君がいて
出会った

これって
今の世界があるからできたんだよ

だから僕はこの世界に感謝するんだ


どこか知らないところの誰かさんがいて
そして僕は君にふれられるから


でもね
これを運命だとは言いたくはないんだ

そんな一言で繋がりを表したくないのさ
そんな軽々しいものだとは思いたくない

難しいね

だから



愛してる


世界視点

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