poem

□猫耳と眼鏡
1ページ/1ページ

かっこよく生きたつもりで僕らは
それでも世界は同じ色

可愛く振る舞ったところで君は
変わらず不細工なまま

フリルたっぷりのスカート
真っ赤なチーク
大きなヘッドフォン
素敵な金髪だね
何になったおつもりで?

似合わない

純真無垢でいたくって
ナニも知らない子供の仮面
それでも今日も僕らは
何も知らない
大人にもなれない
中途半端な所で
こんなうた歌って
わからないとわかったふり

雨降る街
痛い痛い頭が割れそうで
君の愛が見えない僕は
じゃあなんで生きてるの

可愛くもなれなくて
かっこよくもなれなくて
子供にも
大人にも
勝手に歌さえ歌えずに

ぽい捨ては
見ないふりで
一度きり
探すのに必死さ
愛が見えなくとも
嫌われるまで愛させて
歌だけ歌わせてくれ




[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ