一番になりたかった
頭の良さ
テストの点
足の長さ
歌のうまさ

人より勝っていたかった
誉められたかったんだ 誰よりも

だけどそんなもの
なかなかできなくて
苦しくて
時々涙が出てくるんだ
悔しくて
ぼくは負けず嫌いだった

一番になりたかった
顔のつくり
背の高さ
髪の毛の質
目の大きさ

人より愛でられたかった
愛されたかったんだ 誰よりも

だけどそんなもの
生まれつきだって
気づいちゃって
時々憎たらしくなってくるんだ
嫌になって
ぼくはどうしたいんだろう?


一番にならなくて良いのかな?
勝ち負けのつくものは嫌いになってきた
それでも誉められたくて
苦しくて

君がぼくにいってくれた言葉
"君らしくていいんじゃない?
君を極めれば良いんじゃない?"
ぼくははっとした


ぼくの歌声も
ぼくの性格も顔も
誰とも比べようのないもので、
一番とかはなくて、
そうか、
ぼくはやっと気づいたよ

一とかニとかつけなくて良いんだね
つけるから苦しくなるんだね
ぼくらしさなら誰にも負けない
ぼくはぼくだもんね
真似っこなんてできないのさ

君が好きなぼくは
君を好きなぼくは

"ぼく"で一番だ



"ぼく"





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