一途の流れ星
□崩れた支え
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女子バスケのメンバーは、例の中傷被害にあったらしい園香と、その仲良しの恵美と結、そして小学校時代からの知り合いで、中傷被害にはあっていないらしい征木一紗だった。一紗はともかく、園香たちはあたしと同じチームに配属されるなんてまっぴらごめんだと思っていることだろう。……まあ、公私区別して割り切るしかないと思うな、あたしなら。
そして予想通り、バスケメンバーの態度はそっけなかった。大会に向けて朝や昼休み、放課後まで使って練習をしているらしいけど、あたしにはその連絡が回って来ない。偶然練習しているところを見かけた時は、一紗がおろおろしながらも練習に誘い入れてくれた。そうすると、決まって他の三人は別行動をとろうとする。でも気にしなかった。あたしがいなければ、一紗は何事もなかったかのように練習に加わっているのを知っているし、無理してまであたしに付き合って欲しくなかった。
結局あたしは大会までの間、時々一紗と二人でパスやシュート、ディフェンスの練習をしたのみだった。