闇色物語

□FORTH STORY
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FORTH STORY
【守ってください】





前回の物語の終盤に結構なモノを見せられた主人公のスフィアは、最近になってやっと復活を果たした。



『と、言う訳でご心配おかけ致しました。』

「いや、お前が無事ならそれでいい。
しかし、一体何を見たんだ?」

『…すいません、思い出したくありません。』

「いや、何というかすまない。」



このように、結構なトラウマになってしまいました。



『ところで、この間はどうでしたか?
やはり何か問題が…』

「特に敵には遭遇しなかったが、やはり何か大きな霊圧の主がいたと言う痕跡はあった。
お前の勘がやはり的中していた。」

『そうですか。
実は私もウルキオラ様のお帰り待っている際に最上級大虚に遭遇しまして…』

「!、そうだったのか?」



いきなりウルキオラ様を取り巻く霊圧が変わった。少々怒っているようだ。
実はネリエル様とお会いしたことはウルキオラ様には伝えていなっかた。



『はい、ですが特に危害を加えられた訳でもございませんので大丈夫です。
ご心配ありがとうございます。』

「…なら、いいのだが。」



ふいっ、と顔を反らしてしまった。
きっと図星をつかれたからだ。



「何を笑っている、」

『笑っていませよ?』



さっきよりむっ、としてしまった。
素直じゃない私の主様。



『それで、その最上級大虚なんですが、彼女達もどうやら私達と同じく、正体不明の霊圧を追っているようでして…』

「そうか、何か情報はあったか?」

『それが、やはり同じく見失ってしまうようで。』

「すると奴らはこの虚圏を偵察にきている、ということか。」

『奴ら、ですか?』

「あぁ、どうやら複数の様だ。
あの霊圧は死神に違いない。数は3人、異る足跡が残っていた。
2人は俺達最上級大虚と同等の霊圧。
だがもう1つからは…」



私は次に発せられたウルキオラ様の言葉に、驚愕した。
ウルキオラ様がまさか…
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