小説

□彼女と彼の裏事情。
2ページ/4ページ

 
「あおいお疲れー!」

おい、待て待て

「ちょっと頼みごとがあるんだけど」

イミガワカラナイ

「とりあえず一緒に帰ろう」

何故そうなる


初めて声が出せたのは、そう半ば強引に腕を引っ張られた瞬間だった。
隣にいた友人が目を剥く。


「ちょっとまっ」
「待たないー。ちょっとあおいお借りしますね」

そんな言葉も遮られ、抵抗むなしく連行されたのだった。


頼む…頼むからこれ以上…あたしの人生を掻き乱さないで!!!

 
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ