本棚
□無音、図書館にて
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『失礼します』
静かな室内で私の靴音だけが響く。
今日は気持ちが良い読書日和。
今は昼休みで、天気が良いからほとんどの子は校庭で遊んでいて、だから室内にいる人は少ないみたい。
だから、廊下からもあまり足音や話し声も聞こえてこないし、もちろん今私がいる図書館でも人がいる気配は無い。
無音の図書館で私は一人、静かに読書を始めた。
ペラ…
ペラ……
時々、窓の方から聞こえてくる声や暖かい風が心地好くて、読書がいっそう進んだ。
『?』
うしろから気配がしてきたから、私は振り返ってその存在を確認した。
(悪魔さんかな?)
『…ッ!!?///』
予想外の人物がそこにいた。
まさかの、クルークルだった。
し、し、しかも!
片隅でうたた寝(?)してる!!
正直言って、反則です///
なんというか…
普段、クールで意地悪な人がこんなところで、しかも可愛い顔で寝ているなんて!
無防備すぎる〜///
悪戯とか、してみたい!←
でも途中で起きたりとかしたら気まずいし、避けられそうだし。
そんなの堪えられない!
さぁ、どうしましょう?
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