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□チェンジ!
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私は今まで”友達”というのに興味はなかった。
でも、この頃・・・
そんな私に手を差し伸べてくれる子がこの世界にはいました。
場所はあるレストランの地下―――――・・・
『・・・』
私は、ただ親から離れたくなったのと強くなるために(受かる自信は無いのだが・・・)ハンター試験を受けることにした。
だが、偶然お腹が減ったためあるレストランみたいなところでステーキを頼んだらいつの間にか試験会場に来ていた。
意外な場所だったため私は最初、信じることができなかった。
予想はしていたが、やはりここは良い空気ではなかった。
殺気がところどころ半端に感じられるからだ。
(場違いなのはわかってるけど、でも諦めない!)
私は心の中で決心をしていた。
そこに、男の子がやってきたのだ。
「あ!あの人、優しそうな感じがするよ!」
「見た目はそうだがな・・・」
なんか、注目されてるっぽいです。
『へ・・・?』
私はためらいながら返事をした。
我ながら阿保っぽい声だなと思った。
「ねぇ君って何歳?あ、僕は12歳でゴンっていういんだ!!よろしく!」
『小川アヤです。17歳です・・・』
そう答えたらゴンは満足そうにニコッlと笑い、私の手を握った。
『へ!?///』
「お互い頑張ろうね♪」
『う、うん!』
「どっちが年上なのかわからねぇな・・・」
近くから侮辱しているような声がきこえてきたから私は辺りを見渡した。
「よ。俺はレオリオっていうんだ。」
『あ・・・はい』
レオリオは私をジロジロと見てニヤリと顔を歪めた。
『な、なんですか・・・?』
「年齢のわりにはいろんなところの凹凸がねぇ・・・グハッ!!」
『へ!?』
「変なところを見せてすまない。俺はクラピカという。」
『はい・・・(?)』
クラピカは気絶させたレオリオを端っこに置いた。
(人間扱いされていなよね・・・)
私はただ、苦笑いしかできなかった。
「ねぇ!君って一人できたの?」
『うん、そうだよ』
ゴンはアヤの前でガッツポーズをとった。
(この子テンション高いな・・・)
「よかったら一緒に行動しない?」
『!』
私は笑顔でそう行ってくるゴンにビックリした。
正直、この誘いは嬉しい。
だが、一緒にいてもただ足でまといになつだけでは?と心の端でそう思った。
「大丈夫。君なら僕たちがいなくてもきっとハンターになれる。・・・そんな気がする!」
『へっ?』
心の中で考えてたことを言われて、またもや阿保声を出してしまった。
「それに、大勢でいたほうが何かと便利だと思うから・・・ね?」
そういって手を差し出してきた。
私は、その時からゴンのことを好きになってたのかもしれない。
あの時に君の手を握ったから私は今ではちょっとしたことでも笑えるようになった。
少し、変われたような気がしたんだ――――。
END