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□白龍君
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突然ですが、私には好きな人がいます。


その人は泣き虫ですが、とても頑張り屋なんです。



旅先で偶然出会った運命的な恋です!


今はシンドバッドさんのおかげでアラジンとアリババという少年とモルジアナという少女達と修業をしているみたいです――――




『白龍君…』

ぽつりと呟いた。



なんか、片思いって寂しいものだなってこの頃そう思い始めた。



だけど諦めないのは私の意地と愛。


さぁ…


この恋は実るのか?




私は高鳴る鼓動を隠すように胸に手を当てた。


『この思い…届くと良いな。白龍君に!』




私はクスッと一人で笑った。

すると…

「"この思い"とは何ですか?」

『きゃっ!?』

私はいきなり出てきた人物にドキッとした。


『な…!は、白龍君……!?』
「はい。」

ニコッと笑う白龍君。


『え…と、さっきの、聞いてたんですかッ!!?』
「えぇ。最初から(ニコッ)」
『!』

これは早速の危機到来というものですかっ!?

ど、どうしよう!



どう言い訳しよう……!


「あの…大丈夫ですか?」
『は、はい!』


白龍君は何かと気が利く。

そういうのも、彼の魅力の一つだ。

「あの、聞きたいことがあるのですが…よろしいでしょうか?」

『はい、もちろん!』


何だろ?

さっきのことにも繋がるのかな?


なら嫌なんだけどな(泣)

まだこのままでも私はやっていけるから、まだ嫌われたくない…!!



「その、さっきの言葉は良いことですか?それとも悪いことですか?」


キターーーーッ(°∀°)ーーッ





『う…///……い、良いことかもです…///』

「そうですか。なら、良かった!」

『///』

「いきなりすみませんでした。では、修業してくるので失礼します。」

『はい、頑張って下さいね!白龍君…///』

「ッ…///は、はい!」



白龍は何か慌てるかのように何処かに行った。

『な、なんだったんだろう…?』




でも、良いことって聞いたときに見せた笑顔がいつもの笑顔とあ違う、暖かさを感じる笑顔だったから……


期待したゃっても良いのかな?


…とか、思ったりした。





いつか両思いになれば良いなって、そう思いながら私はそっと目を伏せた――――…












END
 

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