お話
□素直になるのって…
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陽菜には、恋人がいる。
「こじぱ、好き。」
「うるさい。優子。」
変態なおっさんだけど、どうしようもなく素直で…。陽菜には持ってないものを多く持ってる小動物。
「えーん。こじぱが冷たいよぉ。」
優子は、走ってみぃちゃんに抱き着いた。
なんで…陽菜、優子の前じゃ素直になれないんだろう。
「大好きなのにな…」
「それを頑張って篠田じゃなくてゆっぴーに言えない?ニャロ。」
「いや、まりちゃんに言ってないし。」
まりちゃんはニヤニヤしながら、陽菜が座っているソファーの隣に座る。
「ニャロさん、素直じゃないんだから。」
陽菜の頭を撫でるまりちゃん。
「素直になりたいよ。」