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□私、ヤンデレですか?
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「「死ねェ土方アアアアア!!!」」
「誰が死ぬかゴラアアア!!」
「いっつもいっつもお前らは・・・いい加減にしろよ!?マジで死ぬぞ俺!」
「勝手に死んでろィ」
「私が望んでるのはそれですよ?永遠に私だけの土方さん・・・!
ああ、萌え・・・燃えてきました!!」
「何で言い直したの?何なの萌えって」
「ヤだな〜、分かってるくせに〜」
「その言い方むかつくんだけど。何でお前そんなんなの」
「そんなこと言われても」
どうしろって言うんですか。
あー、紫煙吐く姿がいいわー。
そのタバコで印つけたいわー。
嫌がってんの押さえ込んでっていうのも中々いいよね。
ていうかやっぱり殺るのが一番だよね。
「土方さん、」
「あ?」
「私に殺されてくださ「断る。それより昨日渡した書類出せ」・・・チッ」
ノリ悪いなーもう。
ん?書類?
・・・んー?
「あ、忘れてました」
「何を」
「仕事を」
「オイ!何やってたんだよお前!昨日一日中あったろ!」
「だから土方さんをどうやって私のものにするか考えてたらいつの間にか日が暮れててお腹すいたんで食堂に行ってご飯食べるついでに毒仕込んで見つかって怒られてたら忘れてました」
という訳で土方さんのせいですね☆
「じゃねえよ!仕事しろ!!
ていうかどんだけ考えてたの!?渡したの昼じゃん!昼から夕方までずっと考えてたの!?」
「はい」
「はい、じゃねえよ!どんだけだよ!マジで仕事しろよ!!」
「嫌です。私書類嫌いなんです」
「知らねーよ!お前の好き嫌いに付き合ってられるか!」
「えー・・・じゃあサボろ」
「堂々とサボるな!いやサボるな!!ホントにお願い!!」
あ、可愛い。
してあげてもいいけどなー。
それじゃあ私がつまらない。
という訳で。
「じゃあ何かくださいよ」
「はぁ?」
う。やっぱダメかなー・・・。
「・・・はぁ。何がいいんだよ」
「え、くれるんですか?」
「お前が言ったんだろーが」
「だってホントにくれるとは・・・」
思わなかったんですもん。
「要らねえのか?」
「いえ!要ります。欲しいです」
あったほうがいいに決まってます。
高いものだったら無理だぞ、と念を押された。
そんなの頼むわけないのに・・・
やっぱ抜けてんなーこの人。
あーでも・・・
「どうしましょ・・・」
「早く言えよ。てか先に仕事しろ」
「えー。ま、仕方ないですね」
やってあげましょう。
「何でお前そんな上から目線なの?頼まれたのにやってないのお前だかんね?」
「煩いですよ細かいことをグチグチと。そんなんじゃモテませんよー」
「モテなくてもいいっつの。ホラさっさとやれ」
「信じらんない!それでも男ですか?」
「何?今度は精神的に追い詰めるの?」
「それもいいですね。今度から付け加えます」
「いいから!何もしなくていいから!!」
「じゃあ仕事もしなくていいですね?」
「何でだよ!いいからさっさとやれ!」
「・・・・・・」
「何にもやんねーぞ」
「分かりましたやりますー」
それは困る。折角乗り気になってくれたのに。
んー・・・
「あ、そうだ」
「あん?」
チュッ
「・・・・・・は?」
「これでいいですよ?」
ああ、驚いてる驚いてる。
可愛いなぁ。
ドキドキしてるの、バレてないよね?
「・・・おま・・・」
「何ですかー?文句は受け付けませんよ」
「・・・耳赤ェぞ」
「・・・見間違いじゃないですか」
・・・出ちゃったかー。
私、ヤンデレですか?