無双短文置き場

□馬超殿の災難
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俺は今真剣に悩んでいる。
付き合い始めたのは良いが、どうしても出来ない。
「孟起殿」
優しく微笑む趙雲を見詰る度に、ゾクゾクとこみ上げるあの感覚に今日も襲われている
★★★★★★★★★★★★★★★
「俺は…どうしたらいい?」
独り言のように囁く馬超に傍に居た諸葛亮が尋ねる
「どうしたんですか?夢にまで見た彼との交際でしょう?」
「ああ…だから悩んでいるんですよ」
諸葛亮はぼんやりと空を見上げる
「つまり…早い話が、彼と契りたいんでしょう?」
「!!!!!」
鳩が豆鉄砲でも食らったかのように目を見開き口をあんぐりと開けている馬超に、微笑む
「手を…貸しましょうか?」
裾から青い小瓶を取り出し馬超に渡すと、何も言わずに去って行った。
取り残され小瓶を見詰ていると、突然鼻を抑える、指先から赤い液体が滴り落ちる
「...これは...もしや。」
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