めちゃshort
□おくりびと。
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先日、僕のお祖母さんが亡くなった……。
生きている以上、いつかは必ず訪れる永久の別れ……
頭の中では理解できていても、いざ目の前にそれが“現実”として現れるとやはり悲しいし、寂しい……。
自分自身も年を重ねるにつれ、見送る人たちは自分に近しい人たちになっていく……
お祖母さんを送った僕は……次は一体誰を見送るのだろう……?
お父さん?
お母さん?
それとも…………
愛しいあなたも……いつか僕は見送るのだろうか……?
その時はもう少し明るく見送れるかな……?
笑えるかな……?
『長い間、お疲れさまでした』って……
あなたにちゃんと言えるかな……?
「チャンミン?どうしたの?」
「……いえ、なんでもありません。」
「なんかあった?」
「いいえ?なんでもありません。」
「泣きたくなったら泣けよ?」
「……はい。」
「で、たくさん泣いたら一緒に笑おうっ!」
「はい!」
明るいあなたに負けないように僕も明るくあろう。
いつか必ず訪れる別れのためにも、今はひたすら明るくあなたの背を追いかけよう。
そして必ず笑って言うんだ。
『長い間、お疲れさまでした。ゆっくり休んで下さいね?』
って……
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