めちゃshort
□かみなり。
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―ゴロゴロゴロ・・・―
「あ。」
「ん？どうした？チャミナ。」
「ヒョン、今雷鳴りませんでしたか？」
「雷？鳴った？」
―ゴロゴロゴロ・・・―
「お。本当だ。鳴ってる。」
「最近は多いですね〜。まぁ、季節の変わり目ちゃ変わり目ですしね。」
「あ〜〜〜！！！チャミナ！！」
「な、なんですかぁ！びっくりしたぁ・・・」
「腹巻買ってこないと！！」
「・・・・・はい？」
「だから！は・ら・ま・き！！」
「何故？」
「だって盗られちゃうよ！！」
「何を。」
「だから！おへそ！！！」
「・・・・・はぁ？」
「おへそ盗られちゃう〜〜〜！！腹巻〜〜〜！！」
「あのね。ユノヒョン。あなたのおへそなんて誰が狙うってんですか？」
「も〜〜〜！！知らないの？チャンミンは！」
「だから、な・に・を？」
「雷はおへそ盗るんだぞ〜〜！」
「・・・・・・・・。」
「だから腹巻〜〜〜！」
「・・・・・・。」
「は・ら・ま・き！！は・ら・ま・き！！」
「・・・・・・・・・・はぁ。」
―ギィ・・―
「あ、あれぇ？！チャミナ！どこ行っちゃうのぉ？！」
「部屋に戻って寝ます。なんだか頭痛がしてきました。」
「えぇ？！なんで？どうして？風邪でも引いたの？！」
「・・・・・あんたのせいだ！このバカヒョン！！」
―ゴチンッ―
「いってぇ！！！お前なぁ！簡単にヒョンの頭を殴るなよぉ！馬鹿になったらどうしてくれる！」
「その心配は全く持ってありませんのでご安心を。」
「うぅ、それってどういう意味だよぉ〜〜！」
「そのまんまの意味です！とりあえずですね、腹巻だか卵焼きだか知りませんが、今は必要なしですから！騒がないように！」
「えぇ〜〜〜！！卵焼き食いたいよ〜〜！」
「あなたの頭の中が最近本当に心配になりますよ！もう！」
「何で怒るんだよ〜〜！チャミナ〜〜！カルシウム足りてないのか？ん？」
「はぁ〜・・・・。」
―ゴロゴロゴロ・・・―
「お！雷ぃ！腹巻！」
「・・・・ユノ。」
「ん？」
「雷・・・今すぐこの場で落としてさし上げましょうかぁ？お？！」
「ひぃっ・・・」
「迷信も時に素晴らしいものがありますがね！とりあえず雷に関しては腹巻は必要ありません！へそ盗られたくなかったらお風呂に入ってすぐにちゃんと服着てください！いっつまでもぶらぶらとパンツ一丁で歩き回るくせをまずやめて下さい！それさえ守れば腹巻きなんて必要ありませんから！！」
「ぎゃ〜〜〜！チャミナに雷様が降臨したぁ〜〜！」
「逃げるな！服着ろ！！26歳児！！」
お風呂上りのユノの元に雷様よりも怖くて可愛い、雷チャンミン様がこの日降臨したとかしないとか・・・
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