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11/25(Sun) 13:19
長月朔夜

猿飛佐助 ちょっとした話

11/25(Sun) 13:19
長月朔夜


「…ねぇ佐助。その切れ込みはなんなの?」

「………はい?」

「いや、ちょっと気になっただけだから。だってほら、そんな大胆に入れちゃってさぁ。見えちゃうんじゃないの?」

「何が?」

「何がって…鈍感なのは幸村だけで十分。だってさー、それ下に何かあんの?鎖帷子?それでもアレだけど」

「あー、ここ?別に何も見えないっしょ?」

「(あれ色々無視された)確かに見えないけど…って、なんでこの距離で見えないわけ?上手い具合に影になってるし」

「アハハーなんでだろねー」

「なんでだろねって、私が聞いてんだよ。あ、もしかして忍術とか?『俺様の切れ込みに上手い具合に影を入れる術』とかなんとか」

「そんな忍術ないって、馬鹿なのは旦那だけで足りてるよ」

「えー、幸村と一緒にしないでよ。熱苦しいのは一人だけでしょ」

「熱苦しいって、俺様の上司に酷いこと言うねー。確かに熱苦しいくらいに熱血でたまにうざったいっていう時はあるかもしれないけどさー」

「………二人共、わざと俺をけなしてるな…?」

「「あ、いたの幸村(旦那)」」

「酷いでござる!俺は、俺は始めからいたではないか!!」

「ごめーん旦那ァ。静かだから気付かなかった」

「そうそう。いつもの熱気も伝わってこなかったからさー」

「二人が俺に口を挟む隙を与えなかったのではないかっ!ううっ、お館様ぁああああ!!」

「あららー、お館様に告げ口するつもりかよ旦那…。そんなことされたら俺様の給料下がっちゃうよ。ってことで、旦那の機嫌とってくるから、じゃなー」

「ああ、そう……あれ、なんか上手くごまかされた気が…」


猿飛佐助の謎

(給料、減ってる…!?)(佐助から聞いたぞ、幸村を泣かせたらしいな)(猿飛佐助ぇええええ!!)



減った分の給料は佐助の懐に入ったという…

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