Web拍手特別ストーリー
□ナウリの誕生日
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Web拍手特別ストーリー第十三回「ナウリの誕生日」
明日はナウリの誕生日。
今年は何を差し上げよう。
長今は仕事を終え、四阿に腰掛け夕陽を眺めていた。
いつもナウリから頂いてばかりだから、私からもきちんと贈り物を差し上げたい。
私の安い給金からはもらえないと、中々贈り物を受け取って下さらないナウリ。
でも、私だって働く女人だ。
確かにナウリの様に高給取りでは無いけれど、少しずつお金を貯めている。
ナウリのお好きな文具がいいかしら?
それとも平服を仕立てようかしら?
ナウリが欲しいものって何だろう?
物だと受け取ってくれなさそうだから、やはり手料理かな?
手料理ならいつも笑顔で受け取って下さるから。
でも、ワンパターンだし・・・・。
うーん、何がいいかしら・・・・。
長今は眉をひそめ、真剣に悩んでいた。
そこを政浩が通り掛かった。
「ソ医女?」
政浩は、長今の姿を捉えると足早に近付く。
「ソ医女。」
政浩は、長今に呼び掛けた。
長今は顔を上げる。
「ナウリ!!」
長今は笑顔を見せた。
今日は、我らがナウリ(チ・ジニさん)の誕生日です。一緒にナウリの誕生日をお祝いしましょう☆
まだまだ続きます^^