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□‡短編集‡
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『風物詩?』





秋が深まって、

冷気で満たされて、
吐く息が白くなる。




「…それで何で柿になるんだ?」

「貰ったからに決まってるじゃないですか」

「こんな大量に誰から貰ったんだよ」

「恋次から?」

「また阿散井か…」

「正確には恋次が朽木隊長から貰って、それを俺が貰ったって感じですけどね。」

「敷地が馬鹿ほど広いからな…柿くらい有るか」

「四大貴族ですもんね」



「…それにしたって多すぎねえか?」

「良いじゃないですか?俺柿好きですよ?」





「百個近くあるが?」

「…うーん;;」
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