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『風物詩?』
秋が深まって、
冷気で満たされて、
吐く息が白くなる。
「…それで何で柿になるんだ?」
「貰ったからに決まってるじゃないですか」
「こんな大量に誰から貰ったんだよ」
「恋次から?」
「また阿散井か…」
「正確には恋次が朽木隊長から貰って、それを俺が貰ったって感じですけどね。」
「敷地が馬鹿ほど広いからな…柿くらい有るか」
「四大貴族ですもんね」
「…それにしたって多すぎねえか?」
「良いじゃないですか?俺柿好きですよ?」
「百個近くあるが?」
「…うーん;;」