□最後の詩
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多くの者が流魂街に詩の作者を求めて探しに行った。


でも、答えが近くに有るように作者も本当は近くに居て、






誰にもバレないまま、
某日の瀞霊廷通信を最後に詩は消えた。


『私が詩を紡いだ故に事件を招いてしまいました


私は責任を持ち、今日の詩で最後の言葉にしたいと思います。

私の言葉を、愛してくれてありがとうございました…。』



貴方を
想い続けるだけで、


ずっと良いと
思っていた、



でも、本当は


貴方を愛したかったし



愛されたかったの、




もう、片想いの詩は
書けないけど、




これからは、


貴方の横で
貴方のためだけに、


愛を紡ぎ、


唱います…。













「…よし!」



「…本当か?」

「Σうわ…!」


「副隊長のクセに気配を感じれないのか?」

「だって、ビックリしたんですもん…」




「…で、これは信じて良いのか?」




「えへへ、内緒です!」



「…可愛くねえ、」

「可愛くなくて結構ですよ…!」





今はっきり言えることはこれが、



『幸せ』ってことなんだろう…。




俺たちは今度こそ愛し合っていることを確認してお互いの唇を重ねた…。
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