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□祭りの匂い
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楽しい事が大好きで、
一護から現世で祭りをしていると聞いたときも、阿近さんを誘って一緒に祭りに行こうと思っていた…。
『でも、現実は…』
阿近さんが忙しいのは、いつものこと。
前日や一昨日から言っていたなら兎も角、当日に行きましょうなんて言っても無理な話だ。
「だって、今日聞いたんだし…」
淡い期待を込めて聞いたが、返事はNOだった。
『あ?祭りだぁ、んな暇有るか』
義骸の用意もしてないのに、と。
『そうだよな…無理だよな…。』
2人で行きたかった。
でも、無理…。
それから、悩んだ末、
1人で祭りに行ったのだった…。