小ネタ(1冊目)

□制服
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(※眞魔国滞在中)
有利 「さて、一旦地球に帰るか」
村田 「待って渋谷、制服に着替えるから」
有利 「あ、そうだった!」
村田 「きみは何着も持ってるんだろうから良いけどさ、僕はあれ1着しかないんだから」
有利 「おれだって1着しか持ってねえよ。眞魔国製のは似てるけどちょっと形も質も違うんだからな」
村田 「質に関してはこっちの方が良いだろ。何てったって王様のお召し物」
有利 「いやおれ向こうでは極普通の県立高校生だから」
村田 「紐パン穿いてるけどね」
有利 「おれの趣味じゃねえし。大体村田おれにだからって文句言いすぎ。眞王の時はどんな状況でもお構いなしだったじゃんか」
村田 「文句は一言も言ってないよ。それに彼には制服という概念がないから。言っても無駄だったと思うよ」
有利 「お前大賢者様だろ」
村田 「元、ね。役目の終わった今はただの村田健」
有利 「……じゃあ何で眞魔国に来るんだ?」
村田 「残った知識できみを助けたいっていう可愛い恋人のささやかな願いは……聞き入れてもらえない、かな……?」(※上目遣い)
有利 「うっ……。むむむ村田別に可愛くねーけど、そそそこまで言ってくれるなら……ありがとう」(※赤面)
村田 「もーーー渋谷可愛すぎ!」
有利 「うわっいきなり抱きつくな!」
村田 (そんな顔するから1人でここに来させるの不安なんだよねー……)
有利 「ん? 何か言ったか?」
村田 「いや別に?」



end



【コメント】
自由に行き来出来るって事は帰るタイミングも自由なんだよなぁと思いまして。
これまでに溜まった地球から着てきた服や地球に置いてある眞魔国の服もちゃんと返せますね(笑)。
<'06.3.12.UP>

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