小ネタ(1冊目)

□海の歌
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《海水浴場にて》

村田 「僕は海って歌嫌いだなー」
有利 「何いきなり」
村田 「だって僕と渋谷は永遠に一緒にはなれないんだよ」
有利 「どっからそんな話が出てくんだよ」
村田 「歌ってみれば判るよ」
有利 「そうなのか? えーと……海は広いぞ大きいぞー、月は昇……――」
村田 「あー聞きたくないっ!」
有利 「……村田が歌えって言ったんじゃん」
村田 「ふっ……所詮僕は道化者。涙なんて……」
有利 「何かさっぱりぽんと判んないんだけどさ、今おれ達は一緒にいるんだからそれでいいんじゃねぇの?」
村田 「渋谷……。(有利に寄り掛かって)……サンキュ」
有利 「その礼の意味も判んねぇし。まぁいいけどさ。それより泳がねぇ? せっかく海に来たんだからさ」
村田 「泳ぐよ。渋谷が行く所ならどこまでだって付いて行くよ」
有利 「いや別に遠泳はしないけどな」



end



【コメント】
'06.8.3.〜'06.8.31.まで拍手お礼として公開していました。
自己完結な話(爆)。(それってお礼になってないんじゃ……)
話は噛み合ってないんだけど救われる、というのが良いなぁと思ったりします。
あ、歌詞の方はわざと変えてありますので(笑)。
<'06.8.31.UP>

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