小ネタ(1冊目)

□ポストと手紙
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村田 「ああ、ポスト。貴方はどうして赤色なの?」
有利 「む、村田さん……?」
村田 「おお、マイレター。それはね、夜間でも目立つ色だからだよ」
有利 「お前ポストに手紙突きつけて何やってんの?」
村田 「ん? ロミジュリごっこ」
有利 「別にポストと手紙は敵対してないだろう」
村田 「チッチッ、甘いな渋谷。方や重い鉄の塊、方や吹けば飛ぶような軽い紙。この両家は一生相容れる事はないんだ。ああ、何て哀しき運命(さだめ)!」
有利 「……あのな、ポストが風で飛んじゃうくらい軽かったら郵便屋さんはどうすりゃいい訳? ポストに発信機でも付けとくのか?」
村田 「お、なかなか面白いアイディアだねー」
有利 「…………バカな事やってないで、さっさと行くぞ(村田の持っていた手紙をポストに入れ腕を掴んで歩く)」
村田 「あー、もうちょっと遊びたかったのにー(引きずられながら)」
有利 「道行く奥様方に可哀想なものを見る目で見られちゃうから! そういう事は家でやれ!」
村田 「じゃあ渋谷も付き合ってくれるー?」
有利 「はいはい」
村田 「心が籠ってないよー」



end



【コメント】
'07.3.1.〜'07.4.9.まで拍手お礼として公開していました。
ロミジュリパクリ第2弾。(原型ほとんどないです)
手紙の呼び方に大分頭を悩ませました。(くだらない所で……)
個人的に、村田さんは意外と1人遊びの天才なんじゃないかと思います(笑)。
いや、勿論有利が傍にいるからこそ、こういうおふざけが出来るんですけどね。(そりゃそうだ)
<'07.4.9.UP>

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