小ネタ(2冊目)

□選ぶなら
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「渋谷、ハロウィン仮装で吸血鬼の格好してたよね」
「あのな村田、あれはしてたんじゃなくて、させられてたんだよ」
「きみには吸血鬼よりも、狼男の方が似合うと思うんだ」
「は?」
「フサフサの耳を着けて、肉球付きの手袋を着けて、ワンとか言ってたらさ、撫でくり回したくなるくらい可愛いと思うなぁ」
「男に可愛いとかいらないから。って言うかワンって言ってたら、それもう狼じゃなくて犬だよ」
「勿論尻尾も着けてあげるよ。お尻の穴にね」
「それってもしかしなくても大人の玩具って奴だよな。それもう仮装じゃなくてプレイだよ」
「さあ渋谷!」
「全力で断る!」

「ちなみに、僕にはどんな仮装が似合うと思う?」
「んー、何でも良いんじゃないか」
「無関心なんて冷たーい」
「違うって。村田って結構何でも着こなすからさ。何でも似合うんじゃないかなって」
「へぇ。渋谷がそんな風に思ってくれてるなんて知らなかったなぁ」
「失敬だな。俺だって褒める時はちゃんと褒めるぞ」
「……そういう話じゃないんだけど」



end



【コメント】
一応ムラユでハロウィンネタ。公式サイトの壁紙イラストを見て思いつきました。
ま、まぁあれが本当に吸血鬼なのか、正確な所は知らないんですけどもね(汗)。
<'11.10.31.UP>

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