その他ＣＰ
□さよならの長さ
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イギリスの家へ今後の外交について相談しに行った帰り際。
「じゃあ、そろそろ帰るよ。」
アメリカがそう言って立ち上がった。
「そうか。」
イギリスも頷いて立ち上がった。当たり前と言うように玄関まで見送ってくれる彼の優しさが嬉しい。
「今度はいつ会えるんだろうね。」
何かと多忙な自分達を思って、アメリカは苦笑と共に言った。
「さぁな。」
それに対してイギリスは素っ気無い答えを返す。彼のこの態度はいつもの事なので気にしない。でも、少しは寂しい。こうもっと別れを惜しむような様子を見せてくれてもいいと思う。
「・・・・じゃあ。」
アメリカは笑顔を浮かべて、片手を挙げ言った。
「ああ。」
イギリスも片手を挙げる。