とある魔術の禁書目録CP
□君の幸せは僕の幸せだから
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見かけた白い少年と、小さな御坂妹。
「よぉ!一方通行!」
当麻はすぐさま声をかけ、一方通行へと小走りに駆け寄った。
「おお!とミサカはミサカは突如の姉妹達の思い人に会い、驚いたり!」
打ち止めはそうわけの分からない事を言って、元気良く手を振った。
自分が、彼女達の思い人なわけないってーの。
「相変わらず、2人でいるのかー。仲良いよな〜。」
当麻の言葉に、一方通行は誰がっ、という顔をするが、打ち止めは嬉しそうに、でしょ〜とミサカはミサカは自慢してみたり!とはしゃいでいる。
「オイ、これ持て。」
不意に一方通行がチェッカーについているスイッチを入れて、打ち止めに杖を渡した。
当麻も打ち止めも首を傾げる。
「俺はなァ、てめェーなんかと馴れ合う気はねェーンだよ。」
一方通行はにやりと笑い、ギラギラと目を輝かせる。
まるで、ようやく狙っていた獲物が目の前に現れた獣のようだ。
「えーと、どうしちゃったんですか?すげー目が恐いんですけど・・・。」
当麻は思わず後ずさりをする。
「あの時の仕返し・・・今ここでしてやるぜェー!」
突如、一方通行が襲ってきた。
「うわぁ!ちょっ、なんでこうなるんだよ!上条さんはとーっても友好的かつ穏やかに話しかけたのにー!」
「その態度がムカつくって言ってンだろうがァ!」
ぎゃー!っと当麻は一方通行に追いかけられて、その場を走り去った。
「・・・ミサカはどうすればいいの?ってミサカはミサカは置いてけぼりにされて、誰も居ないのに呟いてみたりー・・・。」
打ち止めの存在を綺麗さっぱり忘れて。