とある魔術の禁書目録CP

□猫の耳は誰が似合う?
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「カミやん!一生のお願いがあるにゃー!」


土御門がバンッと当麻の机を叩いた。
当麻は突然の事に驚き、目をパチクリとさせる。
ちなみに、こんなにも大きな音がしたのに、クラスメイトの誰一人としても土御門を注目していなかった。
またデルタフォース(クラスの3バカ)か〜、という生暖かい雰囲気に包まれているのは見て見ぬふりをした。
自分はまだまともだ!と当麻は心の中でクラスに弁解しておいた。


「で、何だよ?」


当麻は怪訝そうに土御門を見た。


「これだにゃ!」


そう言って土御門が取りだしたのは間違いなくネコミミだった。
白いカチューシャに白いネコミミがついている物だ。
まず聞きたい。
こんなの学園都市内でどこに売っているんだ?
そして、どうして土御門はそんなものを買ったのだ?
そんな疑問が頭に浮かんだ当麻だったが、とりあえず土御門から受け取った。
しばし、眺める当麻。そして、おもむろにそれを土御門の頭の上に乗せた。


「あ、キモい。」


当麻の正直な感想。


「って、何で俺に付けやがるにゃー!しかもキモいとは、何にゃ!キモいとは!この天下無敵に可愛い土御門さまに向かって!」

「いや、絶対に可愛くないだろ。」


カミやんの冷静なつっこみに、土御門は仕返しとばかりに当麻にネコミミを付けた。


「・・・普通に似合うところが悔しいにゃー。だけど、カミやんの場合、猫より犬だにゃー。」


土御門は猫(犬)耳当麻を見て唸る。


「というか、付けてほしいのはカミやんじゃないんだニャー。」

「はぁ?誰だよ。」


当麻は首を傾げる。


「一方通行にゃー。」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・マジ?」


当麻の問い掛けに土御門は笑顔で頷いた。
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