とある魔術の禁書目録CP
□バッタリ
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「あ・・・・・。」
「・・・・・・。」
当麻が洗面所への扉を開けると、ステイルが着替えている途中だった。
しかし、ステイルは気にせずに、着替えを進める。男同士だ。裸など見られた所で、気にするわけも無い。
「残念だけど、ここは僕が使っているよ。あきらめて・・・。」
ステイルは突然、言葉を止め、当麻に向かって脱いだ服を投げつけた。
「ぶっ。」
見事にそれは当麻の顔に命中する。
「どうして君はそう、いやらしい目で人の裸をジロジロと見るんだ!」
ステイルは顔を真っ赤にして怒鳴る。
「いや、改めて見ると、また違った発見が・・・。」
どんな発見だ!とステイルは、さらに当麻に物を投げつける。
「うわ!ごめんなさい!出てくから、剃刀だけはやめてください!!」
当麻は慌てて、出て行き、扉を閉める。
「何やってるぜよ、カミやん・・・・。」
土御門が呆れ果てた顔で尋ねる。
「は〜、俺ってやっぱり、不幸だ・・・。」
は〜、と当麻はため息をついた。