とある魔術の禁書目録CP
□不幸な人にはお気をつけて
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「ねぇ、黒子〜。」
寮部屋に帰ってきた美琴はちょっと不機嫌だった。
「約束すっぽかす男ってどう思う〜?」
そんなの最低に決まっておりますわ!麗しのお姉様の約束をすっぽかすなんて、最低の中の最低、キングオブ最低ですわ!
と黒子が文句を言う前に、美琴は自己完結と言う様に呟いた。
「まぁ、いろんな事に巻き込まれやすいあいつだから、仕方が無いけどね。」
その瞬間、黒子が消えた。
「あれ?黒子?」
美琴が不思議そうに部屋を見渡し、どこにテレポートしちゃったのかしら?と呟きながらも、いつもの事なので黒子の事など忘れて、ベッドの上に放置してあった雑誌を読み始めた。