とある魔術の禁書目録CP
□かくれんぼ
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「かくれんぼしよう!ってミサカはミサカは突然言い出してみるー!」
「・・・はァ?」
ソファの上で読書をしていた一方通行に打ち止めはそんな事を言った。
もちろん、一方通行は訳が分からず、唖然と打ち止めを見る。
「だーかーらー、かくれんぼしたいってミサカは言っているのってミサカはミサカは繰り返してみる!」
「イチイチ繰り返してンじゃねェ!俺が知りたいのは理由だ、理由!」
一方通行の言葉に打ち止めはしばし首を傾げたまま黙考した。
「ないかもってミサカはミサカは思いっきり言ってみる。」
「・・・そうかよ。」
そんな事だろうと、予想をしていたのか、一方通行はため息をついて、呆れた目で打ち止めを見ている。
打ち止めはその目が気に入らなかったのか、憮然とした顔をし、一方通行の袖を引っ張り始めた。
「理由はなくても、かくれんぼがしたいのってミサカはミサカはあなたの袖をぐいぐいと引っ張ってみる!」
「引っ張ってンじゃねェ!服が伸びるだろうが!」
「行きたいー、行きたいーってミサカはミサカは駄々をこねるを発動してみたりー!」
「だー!うるせェ!」
その後、20分ほどの攻防のすえ、ついに一方通行が折れた。
「やったー!ってミサカはミサカは喜びながら、お出かけの準備をするー!」
「・・・ヘイヘイ。」